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ルリタテハ(蝶・蛾)
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ルリタテハ(蝶・蛾) ジッとしている被写体 (つぶやきの棚)徒然草
 見覚えがあるきれいな蝶がいました。しばらく、待ち続けたのですが、滅多に翅を拡げてくれません。拡げると翅の表は、黒に近い紺色地に瑠璃色と白色の筋がとても美しく、そこからルリタテハと呼ばれます。日本では広い範囲に生息しているそうですが、個体数そのものは多くないのでしょうね。
 翅(羽)を立てたままでジッとしているので、タテハチョウ(立羽蝶)という名前に結びついたそうです。なるほど、羽を閉じて直立させると、縦筋一本になります。成虫はクヌギなどの樹液をエネルギーにしますが、羽裏面の紋様はクヌギの樹皮や枯れた葉っぱに似ていて、閉じている状態なら遠目ではなかなか見つからないでしょう。一方で、葉の表面に産み付けられる卵は、淡い緑色をしています。すばらしい忍びの術(わざ)を発揮する蝶のようです。

 (2005/03/29)


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