ユキモチソウ (雪餅草、サトイモ科)--- Arisaema sikokianum Fr. et Sav. ---

ユキモチソウ(雪餅草、サトイモ科)
 植物園で撮影させていただきました。分布情報から、近隣に自生していたということではなさそうです。一見して、サトイモ科テンナンショウ属であることが分かりますね。
 葉の間から肉穂花序が立ち上がり、先っぽに紫褐色の仏炎苞ができあがります。その目立つ仏炎苞の外側には白い縦の筋が入いりますが、これはマムシグサなどと同じですね。その中にがありますが、これは確かに、雪のように白い大福餅にしか見えませんね。
撮影 : 兵庫県(植物園) 2022年4月20日

サトイモ科 テンナンショウ属
分類体系 APG 属性(生活型) 多年草
標準和名 ユキモチソウ 漢字表記 雪餅草
学名/栽培品種名 Arisaema sikokianum Fr. et Sav. RDB 環境省レッドデータ“絶滅危惧II類”
花期 春:4~5月 結実期 夏:6~7月
原産地 日本 備考
国内分布 本州(三重県、奈良県)と四国に分布。
自生環境 日当たりの良い林縁から暗い雑木林まで見られる。園芸採取により減少している。
補 足 植物体全体の構造はマムシグサやウラシマソウなどのテンナンショウ属とほぼ同様。仏炎苞に包まれるように白い棒状の丸くふくれた付属体があり、これが雪のように白い餅状に見える。

(雪餅草、サトイモ科) ユキモチソウ(雪餅草、サトイモ科)
ユキモチソウ(雪餅草、サトイモ科)
資料によりますと、ユキモチソウは本州(三重県、奈良県)と四国に自生するそうです。学名の種小名は「四国産の~」という意味になりますね。

ユキモチソウ(雪餅草、サトイモ科)
兵庫県(植物園) 2022年4月20日

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 (2022/05/06) Latest Update 2022/12/23 [865KB]


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