学 名 | Epimedium x rubrum C.Morren Published in: Belgique Hort. 4: 33 (1853) |
---|---|
概 説 |
Epimedium grandiflorum と E. alpinum の交雑種。 'Barrenwort' という通称があることからも推察できる通り、比較的に良く知られた園芸種とみられる。元来、碇のように長いという特徴も持つはずの距は、短めで平坦。紅白の2色咲きで、とても可愛らしい印象がある。 |
分 布 | 両親の分布を調べると、E. grandiflorumは、国内にも自生する広義のイカリソウを指す学名であり、日本、欧州、北米大陸、南半球からも自生報告がある。もう一方のE. alpinum は、南欧に自生する数少ない種。 |
花 | 花弁状の萼は小さくて、中央部が黄色く目立つ。扁平な白色の距は短めで、萼に隠れるように延びて、萼に当たる部分が鮮やかな濃紅色で縁取られている。 |
葉 | 葉は二回三出複葉で、赤っぽい色から緑色に成熟して、更に秋にしっかり紅葉する。縁に刺毛状の細かい鋸歯がある。 |
その他 | 通称: Red Alpine Barrenwort, Red Barrenwort。種小名の rubrum はラテン語で「赤(色)」。耐陰性が強い。 |