ワタ属
(綿、アオイ科)---
Gossypium spp.
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ハイビスカスに似た花が咲いています。ワタ(綿)の花ですね。フヨウ(芙蓉)と同じアオイ科ですから、確かにハイビスカスの仲間ということでしょう。
初秋から咲き始め、早くも晩秋には果実が割れ、内側から白いコットンボールが現れます。多くの種があるそうですので「ワタ属」と表現しておりますが、流通している種は、遺伝子組み換え種を含むハイブリッドかも知れません。
撮影 : 千葉県佐倉市 2021年9月23日
科 |
アオイ科 |
属 |
ワタ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
亜低木 |
標準和名 |
ワタ |
漢字表記 |
綿 |
学名/栽培品種名 |
Gossypium spp. |
RDB |
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花期 |
秋:9~10月 |
結実期 |
秋:10~11月 |
原産地 |
インド、スリランカなど熱帯域 |
備考 |
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国内分布 |
農産物として広く栽培されている。 |
自生環境 |
生育には高い気温と一定の降水量が必要。 |
補 足 |
外来種(農産物)。40種程の同属種が知られるが、スリランカ産などのキダチワタが品種改良された系統や中南米産の系統が主に利用されている。また、遺伝子組み換えを含むハイブリッド種も多く栽培されている。 |
きれいな花と言いたいところですが、アオイ科ですから、これは大きな萼片です
千葉県佐倉市 2021年9月23日
赤紫系の色合いが多いのだそうですが、白系もあるそうで、どこかで見かけないかと期待しています
千葉県船橋市 2019年11月4日 Gossypium arboreum
「青わた」と教えていただいた畑で撮影しました(綿が淡い灰色で、その上、花の色も違うのですね!)
千葉県佐倉市 2023年10月6日
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千葉県佐倉市 2023年10月6日
Gossypium spp.の"spp."は「species plural」に意味する学名規則上の省略表記です。ここでは「ワタ属のどれか」という意味で使用していますが、複数種を前提としていて、「これ!」と一つを指し示すなら、"sp."、つまり、「species」とすべきでしょうね。