アケビ
(木通、アケビ科)---
Akebia quinata
(Houtt.) Decne. ---
明るい山道を歩いていましたら、あっちにもこっちにもアケビの葉が見られ、紫色の小さな花がたくさん咲いていました。植物に興味がある方は、ついつい葉っぱの数をかぞえるような妙な癖があります(笑)。小葉が3枚のミツバアケビかどうかをチェックする訳ですね。
子供の頃、秋に山道を歩くと、栗拾いをするか、アケビ取りをするか、山の幸を集めながら遊んでいました。この撮影地では、そんな子供が歩いていそうな気がしました。
撮影 : 山梨県北杜市 2013年4月13日
科 |
アケビ科 |
属 |
アケビ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
蔓性落葉低木 |
標準和名 |
アケビ |
漢字表記 |
木通、通草 |
学名/栽培品種名 |
Akebia quinata (Houtt.) Decne |
RDB |
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花期 |
春:4~5月 |
結実期 |
秋:10月 |
原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
本州から九州、朝鮮、中国に分布する。 |
自生環境 |
山地の明るい林縁などの樹木に巻き付いている。 |
補 足 |
命名由来について、果実が熟すと裂けることより「開け実」となったなど、諸説がある。 |
山梨県北杜市 2013年4月13日
千葉県千葉市 2006年11月14日
雌花(左)と雄花(右)はまるで様子が異なり、雌花の中心部にある雌しべの先端は、粘着性がありそうですね
千葉県船橋市 2024年4月20日
アケビを食べた経験がない方に、その独特な食べ方や味を説明するのは、とても難しいと思ったことがあります。あれはパクっと開いた果実をこじ開けて、黒いタネを包む白くて甘い部分をガブリと口に入れて、山道を歩きながら、ププッと飛ばすのですよ。