ムラサキサギゴケ
(紫鷺苔、ハエドクソウ科)---
Mazus miquelii
Makino ---
少し湿り気のある山野や田の畦などに群生します。匍匐茎
で増える性質がある。花形がシラサギのように見えること、地を這う姿をコケと表したものでしょう。
撮影 : 岩手県花巻市 :2005年5月22日
写真はムラサキサギゴケの白花というややこしい代物です。意外に、数多く見つかるものだと感じています。単に、サギゴケと呼ぶとする説もあり、標準和名もフラフラです。
撮影 : 岩手県奥州市 :2002年5月4日
科 |
ハエドクソウ科 |
属 |
サギゴケ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
ムラサキサギゴケ |
漢字表記 |
紫鷺苔 |
学名/栽培品種名 |
Mazus miquelii Makino |
RDB |
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花期 |
春:4~5月 |
結実期 |
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原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
本州、四国、九州各地に自生している。 |
自生環境 |
田んぼなど、湿った日当たりの良い場所で見られる。 |
補 足 |
白花を品種(f. albiflorus)とする場合がある。近縁種にトキワハゼがあり、匍匐茎の有無で見分けられる。 |
偶然、白花が見つかりました
標準花に混じって、あちらこちらに咲いていました
不思議な魅力がありますね
岩手県奥州市 : 2002年5月4日
しばらくカキドオシと混同しており、全く恥ずかしい話です
東京都八王子市 2003年5月18日
東京都八王子市 2004年4月10日
群馬県 2004年5月3日
エングラー分類体系ではゴマノハグサ科、APGⅢ体系ではハエドクソウ科に含められるが、ただし、一時的にサギゴケ科と分類されたことがあり、過渡期でごちゃごちゃです。