ウラシマソウ
(浦島草、サトイモ科)---
Arisaema urashima
Hara ---
春、山地を歩いていると、比較的良く見かける植物です。ミズバショウやミミガタテンナンショウなどと同じサトイモ科であることはすぐに分かります。花穂から伸びる紐状の付属体が特徴的なので、遠目にもウラシマソウであることが分かりますね。
花序はこげ茶色の仏炎苞の中にあって、この釣り糸のような付属体は、そこから伸びているのです。
サトイモ科の植物ですが、毒草で、誤って球茎などの各部を食べるとたいへんなことになります。気をつけましょう。
撮影 : 千葉県千葉市 2014年4月7日
科 |
サトイモ科 |
属 |
テンナンショウ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
ウラシマソウ |
漢字表記 |
浦島草 |
学名/栽培品種名 |
Arisaema urashima Hara |
RDB |
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花期 |
春:4~5月 |
結実期 |
夏:6~7月 |
原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
沖縄を除くほぼ全国に分布。 |
自生環境 |
日当たりの良い林縁から暗い雑木林まで幅広く見られるが、日照量によっては開花しない。 |
補 足 |
種子の他、サトイモに似た球茎があり、子球ができて増える。 |
千葉県佐倉市 2008年3月29日
千葉県八千代市 2008年4月15日
千葉県千葉市 2010年4月10日
スミレの開花時期に独特の姿で立っていますので、時々、撮影していました。基本的には群生するようですが、ニリンソウの中にぽつんと生えているのを見かけました。
千葉県佐倉市 2022年4月10日