ミソハギ (禊萩、ミソハギ科)--- Lythrum anceps Makino (1908) ---

ミソハギ(禊萩、ミソハギ科)
 出掛けた先で見覚えがない紅色の花が目に入りました。時間が掛かったのですが、ミソハギという真夏に咲く植物だと判明しました。ただ、季語としては「秋」扱いなのだそうです。全国に自生しており、綺麗な紅紫色の花が目立ちますが、記憶にはなかった植物です。
 「禊萩」と書くそうです。「ミソハギ科」という科も初めて知りました。「ミソハギ属」として、国内では、もう一種エゾミソハギ(蝦夷禊萩)が知られるのみだそうですが、ミソハギ属について、世界的には、オセアニア、ヨーロッパ、北アフリカ、オーストラリアなど、かなり広い範囲で観察できる植物群であるとの情報です。
 昔は、盆花、精霊花として、お盆の仏前には欠かせない花であったため、「お盆に備えて、水田脇の溝などに本種だけ刈り残しておいた」という記載を見かけました。
千葉県山武市 2028年8月23日

ミソハギ科 ミソハギ属
分類体系 APG 属性(生活型) 多年草
標準和名 ミソハギ 漢字表記 禊萩
学名/栽培品種名 Lythrum anceps Makino (1908) RDB
花期 夏:7~8月 結実期
原産地 日本 備考 草丈は、50~100㎝程度。
国内分布 日本全土に分布する。海外では朝鮮半島で見られる。
自生環境 日当たりの良い湿った草原や湿原に自生する。
補 足 紅紫色の花弁は4~6個。花托筒(萼筒)は長さ5~8㎜、12本の縦の綾がある。祭事などに用いられる、盆花として墓前などに供される。日本で知られるミゾハギ属は当種とエゾミソハギで2種のみ。

ミソハギ(禊萩、ミソハギ科) ミソハギ(禊萩、ミソハギ科) ミソハギ(禊萩、ミソハギ科)
湿原や小川の縁などに見られる多年草で、比較的草丈があり、お盆の行事に用いたり、盆花として知られている植物とのこと。
千葉県山武市 2028年8月23日

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 (2025/09/02) Latest Update 2025/09/04 1.06MB]


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