センニンソウ
(仙人草、キンポウゲ科)---
Clematis terniflora
DC. ---
つる性の多年草です。白い花を咲かせる夏の花期をとらえることができていませんでしたが、2022年に撮影、追加しています。前半は果実期で、独特な羽毛状のひげがを展開していますね。
時々、遠目では花を見かけていたのですが、遠すぎたり、通りがかりで時間がなかったり、しっかり観察して撮影するまでには至りませんでした。単車で入り込んだ湿地横の脇道で歩いてみて良かったと思います。
扁桃腺の腫れ、発熱を治療をする民間療法に用いられるのですが、処方が荒っぽいので、女性向きではないかもしれません。
撮影 : 千葉県船橋市 2008年11月1日
科 |
キンポウゲ科 |
属 |
センニンソウ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
つる性の多年草(常緑半低木) |
標準和名 |
センニンソウ |
漢字表記 |
仙人草 |
学名/栽培品種名 |
Clematis terniflora DC. |
RDB |
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花期 |
夏:8~9月 |
結実期 |
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原産地 |
日本、中国 |
備考 |
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国内分布 |
日本全土に分布する。他には朝鮮半島、中国、台湾、ロシア、モンゴル。 |
自生環境 |
日当たりの良い路傍や林縁に自生する。 |
補 足 |
木本つる性半低木、茎基部は木質化する。草本とする意見もある。白く長い羽根状の毛があり、果実が熟すと風散布される。この白毛を仙人の白髭と見立てた。根が生薬(威霊仙)の代用とされた。 |
千葉県南房総市 2009年9月27日
千葉県船橋市 2008年11月1日
千葉県臼井市 2022年9月4日
和名は、花後、果実から花柱部分が伸び、白色の長毛が密生する様子を「仙人のひげ」にたとえたと言われます。有毒植物で、指が汁液に触れるとかぶれたりしますので注意を要します。