テッポウユリ
(鉄砲百合、ユリ科)---
Lilium longiflorum
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テッポウユリか、テッポウユリ系のハイブリッドだと思います。新テッポウユリと呼ばれるタカサゴユリとの交雑種と見分けができていません。
純白の細長い花を真横に向けて多く咲かせます。種子を播種してから数年で開花するという特徴がありますので、交配親にも良く利用されます(注:タカサゴユリは実生後一年で開花します)。
主に欧州のキリスト教徒の間で白ユリは「純潔」を表わす花、マドンナリリー(聖母の百合)として珍重されて来ました(Lilium candidumニワシロユリという種です)。シーボルトが日本のテッポウユリを紹介して以降、テッポウユリはイースターリリーとして、復活祭などの宗教行事に欠かせない存在になりました。
撮影 : 千葉県船橋市 2006年6月25日
科 |
ユリ科 |
属 |
ユリ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草(球根植物) |
標準和名 |
テッポウユリ |
漢字表記 |
鉄砲百合 |
学名/栽培品種名 |
Lilium longiflorum Thunb. |
RDB |
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花期 |
初夏:7~9月(原産地では4~6月) |
結実期 |
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原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
南西諸島および九州の一部。 |
自生環境 |
野生の個体に関する自生環境は調査中(海岸などに多いといわれる)。園芸目的で市街地などで盛んに栽培されている。 |
補 足 |
台湾原産のタカサゴユリと近縁と言われ、交雑しやすい。 |
短い期間に一気に咲き出し、一気にかれる訳で、なんだか、もったいないような気がしませんか
千葉県船橋市 2006年6月25日
沖縄を訪ねた際、星砂が見られるような海岸の岩場に生えていました
沖縄県(西表島) 2007年4月10日
竹富島を歩くと、あっちにもこっちにも、白い百合が咲く姿を見かけます
沖縄県(竹富島) 2007年4月13日