マルバヒイラギ
(丸葉柊、モクセイ科)---
Osmanthus heterophyllus
"Rotundifolius" ---
全体の印象は、白い花を咲かせるモクセイ科の低木です。撮影地が植物園でなかったら、お手上げでしたが、マルバヒイラギ(丸葉柊)というそうです。後日、調べて見ると、全く棘がないのに、これはヒイラギそのもので、近縁種でも変種でもなく、園芸品種の範疇と理解しました。
短い期間で、トゲトゲの典型的なヒイラギに続き、葉の先端が尖っているものの、棘がある葉が極めて少ないヒイイラギ、そして、全く棘がなく、葉の先端部を含めて、全体が丸い園芸品種に出逢うことになりました。葉が笑いらしい印象で、危険も少ないので、生垣には適していそうですね。
千葉県佐倉市 2025年11月22日
| 科 |
モクセイ科 |
属 |
モクセイ属 |
| 分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
常緑小高木 |
| 標準和名 |
マルバヒイラギ |
漢字表記 |
丸葉柊 |
| 学名/栽培品種名 |
Osmanthus heterophyllus (G.Don) P.S.Green Rotundifolius' |
RDB |
|
| 花期 |
冬:10~12月 |
結実期 |
夏:6~7月 |
| 原産地 |
日本 |
備考 |
英名:”Round leaf holly” |
| 国内分布 |
母種は、東北(福島近辺)から四国、九州、沖縄に分布する。海外では台湾で見られる。 |
| 自生環境 |
園芸品種 |
| 補 足 |
園芸品種。葉に尖った棘(鋸歯)がなく、全縁。先端も丸い。 |
白い花は典型的なモクセイ科の植物のものです
光沢がある濃緑色の葉には、棘がなく、先端も丸い
千葉県佐倉市 2025年11月22日