トサミズキ
(土佐水木、マンサク科)---
Corylopsis spicata
Siebold et Zucc. ---
名前の通り、土佐(高知県)の蛇紋岩地を生育地とする落葉樹です。同属に大きめのシナミズキ、小さめのヒュウガミズキがあります。
春、葉が出る前に淡黄色の5弁の花がまとまって垂れ下がって咲きます。雄しべの赤い葯が筒状の花から覗いている姿がカワイイイですね。江戸中期頃には観賞用にも栽培されたようです。
撮影 : 東京都文京区 2017年3月22日
科 |
マンサク科 |
属 |
トサミズキ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
落葉低木 |
標準和名 |
トサミズキ |
漢字表記 |
土佐水木 |
学名/栽培品種名 |
Corylopsis spicata Siebold et Zucc. |
RDB |
|
花期 |
冬:2~3月 |
結実期 |
秋:8~11月 |
原産地 |
日本 |
備考 |
|
国内分布 |
四国に限定分布する。 |
自生環境 |
山地の石灰岩地域(蛇紋岩地帯)に多い。 |
補 足 |
ミズキ科ではなく、マンサク科の植物。高さ1~5メートルになる落葉低木で、根元から太めの枝を出して叢生する。多数の穂状花序が出る。 |
東京都文京区 2017年3月22日
東京都文京区 2003年3月8日
全国で園芸栽培されていますが、自生地となると、土佐(高知県)の一部(蛇紋岩地帯)のみという情報です。季節感として、まだ、冬と感じる頃、葉が展開する前に花(穂状花序)が咲き出します。
千葉県船橋市 2024年7月11日
果実(さく果、種子は2個)が熟して茶褐色になりました。この時期、特徴的な葉の様子も分かりますね。
千葉県船橋市 2015年10月7日
千葉県船橋市 2022年3月15日