キケマン
(黄華鬘、ケマンソウ科→ケシ科)---
Corydalis pallida
var.
japonica
---
ミヤマキケマンだと思っていましたが、どうしても自生環境が海岸なので納得できていませんでした。図書館で野草図鑑を見ていたところ、海岸の低山や野原にはキケマンが自生することを知りました。
ところが、葉の印象が異なるという程度に見えますね。こんなことなら、葉を一枚標本にすれば良かったかも知れません。ただし、葉や茎を折ると悪臭がするそうです(笑)。
撮影 : 神奈川県三浦市 2013年3月21日
過去、独立したケシ目ケマンソウ科( Fumariaceae )とされていたが、変遷を経て、APGⅢでケシ目ケシ科の亜科の一つケマンソウ亜科とされた。
例)エゾエンゴサク:ケシ科(ケマンソウ亜科)キケマン属( Corydalis )、コマクサ:ケシ科(ケマンソウ亜科)コマクサ属( Dicentra )
| 科 |
ケシ科 |
属 |
キケマン属 |
| 分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
越年草、有毒植物 |
| 標準和名 |
キケマン |
漢字表記 |
黄華鬘 |
| 学名/栽培品種名 |
Corydalis heterocarpa Siebold et Zucc. var. japonica (Franch. et Savat.) Ohwi |
RDB |
|
| 花期 |
春:3~4月 |
結実期 |
春:5月 |
| 原産地 |
日本 |
備考 |
|
| 国内分布 |
関東地方以西から沖縄に分布。 |
| 自生環境 |
雑木林の少し湿った土壌で、日当たりの良い法面、林縁、路傍。 |
| 補 足 |
ツクシキケマンの変種。よく似たミヤマキケマンとの区別は、葉の形状の違いが分かりやすい。キケマンの小葉は羽状に切れ込む。蟻散布植物。 |
神奈川県三浦市 2013年3月21日
東京都文京区 2017年3月22日