[説明(トキワイカリソウ全般)]
- 常緑の多年草で、「常盤」は「常緑」を意味する。
- 花の色は白から紅紫色。花期の中心は4~5月。
- 葉は2回3出複葉、小葉は長楕円形、葉縁には棘毛がある。
- 葉は比較的厚く、堅め。裏面の毛は短い。
- 草丈は30cmから50cm程度。
- 分布は関東、中部、近畿、中国、特に日本海側に多い。
- 北陸に白い花、近畿以西には紅紫の花が多いとされる。
撮影地 : 新潟県西蒲原郡 撮影日 : 2010年4月26日
学 名 |
Epimedium sempervirens Nakai ex F. Maekawa Published in: Bot. Mag. (Tokyo) 46: 582 (1932) |
概 説 |
イカリソウの仲間では大きめの種(草丈30~60cm)で、狭義のトキワイカリソウは能登半島に産する白花、紅紫花系で花が大きめの個体にはオオイカリソウという別名で呼ばれるという説がある。冬に落葉せず、花期に越冬葉が見られる。 |
分 布 |
主な分布は、広義では東北地方から山陰地方の多雪地、狭義では能登半島(日本固有種)。 |
花 |
このページでは、白から紅紫色まで見られる広義を扱う。 |
葉 |
2回3出複葉。小葉は堅く、歪な卵形。先端は尾状、基部は深い心形。 |
その他 |
更にウラジロイカリソウを別名とする資料もあるが、別の変種 var. hypoglaucumとする方が分かりやすいと思われる。 |
撮影地 : 新潟県西蒲原郡 撮影日 : 2010年4月26日
新潟県の海岸に近い位置にある山にたくさん自生していました、真っ白な花なので、遠目にも良く見えます。このエリアでは白い花ばかりでしたが、紅紫色の花もあると知って、いつか見てみたいという気持ちになりました。
いろいろな昆虫が訪花していました。小さなハエが写っています。大きなクマンバチも無理やりぶら下がっていたのですが、柔軟性がある茎は大きく曲がっても折れることはないようでした。結局、掴まっていることができず、振り落とされてしまう訳です。良くできていますね。
2010/05/20
同じ新潟県ですが、少しだけ内陸部に入った山地で見かけました。葉の印象が少しだけ違うようですが、トキワイカリソウだと思われます。東西南北を問わず、明るい暗いも問わず、山全体にたくさん自生していました。
2013/05/16
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