マガモ ~最も多く飛来するカモの仲間の代表種~
マガモ
撮影地 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2024年11月24日
分 類 カモ目カモ科マガモ属
学 名 Anas platyrhynchos L., 1758
和 名 マガモ (真鴨)
概 説 カモの仲間の代表種です。家畜のアヒルとは性格が異なるものの、遺伝子的には同一であり、体の色模様が似ているケースもある。
北半球の温帯から亜寒帯各地で繁殖する。
分 布 冬になると大きな群れで飛来して越冬する冬鳥、飛来するカモの仲間としては、最も個体数が多い。湖沼、河川、干潟など広い水面に生息。
雌 雄 オス(冬季、繁殖期)は嘴が黄色、頭部が緑色、首の周辺が白色、胴体部は灰白色と黒褐色。雌雄とも足は橙色、尾は白。
メスは嘴が橙色と黒色、その他の部分は黒褐色。翼の先端部が青い。
オス(非繁殖期)はメスに似た羽色を持ち、エクリプスと呼ばれる。嘴が黄色で区別できる。
体 長 約50~65cm、翼開長:75~108cm
その他 水生植物や水生昆虫などを食べる。

マガモ
撮影地 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2024年11月23日
マガモ
撮影地 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2024年11月24日

マガモ
本州以南には主に冬鳥として多数飛来して、基本的に群れで生活をする
撮影地 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2024年11月24日

マガモ
 野生のマガモを人間が飼い慣らして、家畜として改良してアヒルが生まれました(白いアヒルも同様)。つまり、マガモとアヒルは、生物学上では同一種であり、普通に交配が可能だと言われています。
 カルガモとの交雑種はマルガモと呼ばれます。
2024/02/23


 カモ類の翼の風切羽の一部に独特の光沢があって、目を惹く色彩の斑紋を持っています。この羽毛は「翼鏡(よくきょう)」と呼ばれ、光線の具合によって緑色や青色、紫色などに色彩が変化して見えます。
 翼鏡は、翼を開いて飛んでいる時に最も目立つ訳ですが、それは危険を伴わないでしょうか。まるで猛禽類に居場所を知らせているようなものかも知れません。
 一説ですが、渡り鳥が、その長い旅の最中に群からはぐれることは、とても危険であり、仲間を識別・認識するために必要になる目印だというものです。ただし、確立した説ではさなそうです。
2025/01/01


 (2024/12/29) Latest Update 2025/01/01 [715KB]


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