ゴゼンタチバナ
(御前橘、ミズキ科)---
Cornus canadensis
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なにか見たことがある野草だと思っていたのですが、なるほど、ヤマボウシと同属だったのですね。白い総苞片が花弁に見えることや、その先端の形、葉脈の波打ち方などがそっくりです。まぁ、草本、木本の違いはあるようです。
ゴゼンタチバナというそうです。妙な名前だと思いながら、命名の由来を調べたところ、『白山山頂を御前峰と呼ぶことから「御前」を、果実がカラタチバナに似ていることから「橘」を組み合わせた』ようなことが書いてありました。
赤い果実ができるということなので比べてみると、まぁ、丸いことを除けば、別物ですね。
撮影 : 長野県下高井郡 2022年6月18日
科 |
ミズキ科 |
属 |
ミズキ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
ゴゼンタチバナ |
漢字表記 |
御前橘 |
学名/栽培品種名 |
Cornus canadensis |
RDB |
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花期 |
初夏:6~8月 |
結実期 |
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原産地 |
日本、北米 |
備考 |
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国内分布 |
国内では北海道から本州、四国、海外では北米、アジアの一部に分布する。 |
自生環境 |
高山や亜高山帯の針葉樹林下や林縁に生育する |
補 足 |
花に見えるのは4枚の白い総苞で、同属のハナミズキやヤマボウシに似る。葉が6枚の株だけ花が咲き、葉が4枚の株は花を付けない。 |
こちらを咲きに見かけているのですが、花弁に見える総苞片が緑色掛かっている。
葉が6輪生の場合には花が咲き、4輪生の場合には咲かないそうですが、どうやら、本当のようですね。
長野県下高井郡 2022年6月18日
再確認したところ、なんと、2007年に撮影していましたね。
福島県南会津郡檜枝岐村 2007年6月23日
同じミズキ科のヤマボウシ(山法師)は落葉高木です。全体の雰囲気がゴゼンタチバナと良く似ていますね。
東京都大田区羽田 2005年5月15日