このすみれは鈴木進氏

の作出ですが、資料を解き解しますと幾つかの同系種があるようです。交配後には選別という過程があるのですが、同じ組み合わせでも微妙に違う形質が現れるのは当然でしょう。ハイブリッドとしての寿命は尽きたろうと想像され、ある意味で伝説化しているラインローザ、その4倍体を片親とするこのラインローザ ・ジャイアントピンクが知られていますが、現在流通しているのは、いわゆる復刻版とでも呼ぶべき遺伝子だと思います。
農水省の品種登録データベースには、やはり鈴木氏の育成としてラインローザ・ブラックベルが登録されています。登録日から、既に直系の遺伝子は絶えているかも知れませんが、復刻版でも良いので見てみたいものです。