遠くに見えていた奥羽の山々が、かなり近くに見える位置まで移動していました。すると、標高はそれなりに高いのだろうと推測していたのですが、沢内地区辺りで計測してみると、なんと、標高350m前後を走り回っていたことが分かりました。
周囲には1,000m級の山々もあるのですが、沢内三千石の里は平坦な土地も多い稲作地帯です。植物散策ですから、敢えて民家が少ない林に入り込み、水芭蕉なども咲き残る沢水の流域を越え、緩やかな疎林下を歩きますと多くの植物たちが見られます。更に土壌水分の多い奥地まで歩くと、元気なスミレサイシンが姿を現しました。少なめの木々の間から差し込む木漏れ日で撮影すると、とても良い感じです。