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キバナイカリソウ(黄花碇草) 徒然草
キバナイカリソウ (黄花碇草) キバナイカリソウ (黄花碇草)
撮影地 : 岩手県西磐井郡 撮影日 : 2011年5月15日
学 名 Epimedium koreanum Nakai Published in: Fl. Sylvat. Koreana 21: 63 (1936)
(異名)Epimedium coelestre NakaiPublished in: J. Jap. Bot. 20: 73. (1944)
概 説 花の形が船の錨に似ているというのが名前の由来で、強壮剤として使われた植物。中国で「インヨウカク」と呼ばれているものは、大型のホザキノイカリソウで湖北、四川省などで産するとのこと。
朝鮮(高麗)を意味する学名を持つキバナイカリソウは独立種とする説と亜種とする説などが多数あり、異名がとても多いことに驚かされる。花の色はクリーム色ながら、ほぼ白い花もある。植物体の全体に大きい(草丈は30~60cm)。
分 布 北海道、北東北、近畿以北の日本海側。朝鮮、中国(安徽省、吉林省、遼寧省、浙江省)。
葉の下側に淡黄色の花弁を咲かせる。
根生葉と茎葉で2回3出複葉。表面は暗緑色、裏面は淡白色、歪な卵形。
その他 葉縁に棘のないクモイイカリソウなどの変種が知られる。

キバナイカリソウ (黄花碇草) キバナイカリソウ (黄花碇草)
撮影地 : 岩手県西磐井郡 撮影日 : 2011年5月15日

[特徴]

● 主に北海道の一部、東北から近畿地方までの日本海側で見られます。
● 但し、写真は太平洋側の岩手県(北上川沿い)で撮影したもの。小高い丘の落葉樹林下にまとまって咲いていました。大人の膝位置ほどの草丈がある。葉が比較的大きく、花の上に覆い被さるように繁っており、花色は淡いクリームイエローでとても美しいものでした。

キバナイカリソウ (黄花碇草)

[栽培の楽しみ]

● 撮影者は、幸か不幸か、イカリソウよりキバナイカリソウを先に知りました。それで、赤紫色のもう少し小さなイカリソウの話がピンとこなかった記憶があります。見た目の華やかさではキバナイカリソウの方がはるかに優れていますが、鉢植えとして楽しむ場合には、清楚な赤紫のイカリソウもなかなか見ごたえがあります。

撮影地 : 岩手県奥州市(植栽) 撮影日 : 2011年5月15日


キバナイカリソウ (黄花碇草) キバナイカリソウ (黄花碇草)
撮影地 : 岩手県北上市 撮影日 : 1998年4月26日

キバナイカリソウ (黄花碇草) キバナイカリソウ (黄花碇草)
キバナイカリソウ (黄花碇草) キバナイカリソウ (黄花碇草)
撮影地 : 新潟県朝日村 撮影日 : 2001年4月29日

キバナイカリソウ (黄花碇草) キバナイカリソウ (黄花碇草)
撮影地 : 岩手県花巻市 撮影日 : 2005年5月21日

(つぶやきの棚)徒然草

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