学 名 | Epimedium koreanum Nakai Published in: Fl. Sylvat. Koreana 21: 63 (1936) |
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(異名)Epimedium coelestre NakaiPublished in: J. Jap. Bot. 20: 73. (1944) | |
概 説 |
花の形が船の錨に似ているというのが名前の由来で、強壮剤として使われた植物。中国で「インヨウカク」と呼ばれているものは、大型のホザキノイカリソウで湖北、四川省などで産するとのこと。 朝鮮(高麗)を意味する学名を持つキバナイカリソウは独立種とする説と亜種とする説などが多数あり、異名がとても多いことに驚かされる。花の色はクリーム色ながら、ほぼ白い花もある。植物体の全体に大きい(草丈は30~60cm)。 |
分 布 | 北海道、北東北、近畿以北の日本海側。朝鮮、中国(安徽省、吉林省、遼寧省、浙江省)。 |
花 | 葉の下側に淡黄色の花弁を咲かせる。 |
葉 | 根生葉と茎葉で2回3出複葉。表面は暗緑色、裏面は淡白色、歪な卵形。 |
その他 | 葉縁に棘のないクモイイカリソウなどの変種が知られる。 |