コヒオドシ ~戦国時代の緋色の鎧を連想させる翅紋 ~
コヒオドシ
撮影地 : 北海道上川郡 撮影日 : 2025年7月17日
分 類 チョウ目タテハチョウ科タテハチョウ族
学 名 Aglais urticae L., 1758
和 名 コヒオドシ (小緋縅)
概 説 翅の表面は赤褐色地に黒色紋があるカラフルな蝶。ただし、裏面はほぼ枯葉状の黒褐色で、極めて地味と言える。
寒冷地では、休眠から覚めた後に低地に下りて産卵に至る。本州では、高山でのみ生育する高山蝶に位置づけられる。飛翔速度が速い。
一部地域では準絶滅危惧種とされる。別名ヒメヒオドシ。
分 布 北海道、本州の一部(日本アルプスおよびその周辺限定)。
雌 雄 ほぼ同型(判別は難しいとの意見がある)。
大きさ (前翅長)23~30mm、(開帳)約45mm
食 草 ホソバイラクサ、エゾイラクサなどのイラクサ科。
世 代 *一化性(要確認:多化性(年4~5回)とする資料も多く見られる)
越冬態 *成虫態(要確認:幼虫で越冬するとする資料も多く見られる)
その他 和名の「ヒオドシ(緋縅)」とは戦国時代の武具から名付けられた。「コヒオドシ」は小さいヒオドシを意味する。
 滞在期間に、一度しか遭遇しておらず、また、珍しいそうだが、地面にジッとしてほとんど動かなかった。結果、翅の裏面を観察することはできないままになってしまった。
2014/02/20


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