分 類 | チョウ目タテハチョウ科タテハチョウ族 |
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学 名 | Aglais urticae L., 1758 |
和 名 | コヒオドシ (小緋縅) |
概 説 |
翅の表面は赤褐色地に黒色紋があるカラフルな蝶。ただし、裏面はほぼ枯葉状の黒褐色で、極めて地味と言える。 寒冷地では、休眠から覚めた後に低地に下りて産卵に至る。本州では、高山でのみ生育する高山蝶に位置づけられる。飛翔速度が速い。 一部地域では準絶滅危惧種とされる。別名ヒメヒオドシ。 |
分 布 | 北海道、本州の一部(日本アルプスおよびその周辺限定)。 |
雌 雄 | ほぼ同型(判別は難しいとの意見がある)。 |
大きさ | (前翅長)23~30mm、(開帳)約45mm |
食 草 | ホソバイラクサ、エゾイラクサなどのイラクサ科。 |
世 代 | *一化性(要確認:多化性(年4~5回)とする資料も多く見られる) |
越冬態 | *成虫態(要確認:幼虫で越冬するとする資料も多く見られる) |
その他 | 和名の「ヒオドシ(緋縅)」とは戦国時代の武具から名付けられた。「コヒオドシ」は小さいヒオドシを意味する。 |