流通名 | 夢千鳥 : Viola x 'Yume Chidori'、もしくは Viola x 'Misuzu(Yume Chidori)' | |
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花の特徴 | 形状 | 中輪。側弁に毛が見られる。 |
色 | 群千鳥に比べて花びら全体が紫色で、白い覆輪が入るように見える。 | |
距 | 短かめ。 | |
花期 | 長い。 | |
葉の特徴 | 形状 | 三角状披針形または楕円状披針形。 |
色 | 濃緑色。 | |
補足 | 葉は小さくて多い。 | |
その他 | 群千鳥の選別品種。不稔性。根から不定芽を出して増殖する。 |
流通名 | 舞千鳥 : Viola x 'Mai Chidori'、もしくは Viola x 'Misuzu(Mai Chidori)' | |
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花の特徴 | 形状 | 中輪。側弁に毛が見られる。 |
色 | 群千鳥は上弁裏面に紫色が滲むが、この選別種は、それがほぼ白くなったもの。 | |
距 | 短かめ。 | |
花期 | 長い。 | |
葉の特徴 | 形状 | 三角状披針形または楕円状披針形。 |
色 | 濃緑色。 | |
補足 | 葉は小さくて多い。 | |
その他 | 群千鳥の選別品種。不稔性。根から不定芽を出して増殖する。 |
群千鳥 | スミレ x ヤクシマスミレ | 上弁が大きく、花びら裏面が紫色が滲む |
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舞千鳥 | スミレ x ヤクシマスミレ(群千鳥の選別品種) | 花びら全体の白さが強い |
夢千鳥 | スミレ x ヤクシマスミレ(群千鳥の選別品種) | 花びら裏面の紫色が表面にも滲む |
変化千鳥 | スミレ x ヤクシマスミレ | 花びらの青みが強い |
鹿の子千鳥 | スミレ x ヤクシマスミレ(変化千鳥の選別品種) | 花びらの赤紫色に白い絞り斑が入る |
大島千鳥 | スミレ x イシガキスミレ | 側弁、唇弁に比べて上弁が白っぽい |
鈴千鳥 | スミレ x ヤクシマスミレ | 花びら全体が濃い赤紫色 |
紅千鳥 | スミレ(エビチャ) x イシガキスミレ | 花びら全体が赤紫色 |
華千鳥 | スミレ x イシガキスミレ | 花びら全体が濃い赤紫色 |
明神千鳥 | スミレ x ヤクシマスミレ | 花の中心が濃紫色 |
彩千鳥 | 花びら全体が薄い赤紫色 | |
珠千鳥 | 極めて薄い紅色で中心が濃紫色 | |
谷中千鳥 | スミレ x ヤクシマスミレ(群千鳥の選別品種) | 花びら全体が薄紫色で白覆輪が入る |
雪千鳥 | ミスズスミレ'群千鳥'の4倍体を親としている(?) | 乳白色の花弁に淡紅色が滲む |
縞千鳥 | 花びら全体に紫条が入る | |
峰千鳥 | ||
三宅千鳥 | (アツバ)スミレ x ヤクシマスミレ | 丸く白い花びらに紫色のボカシが滲む |
麻呂千鳥 | スミレ x ヤクシマスミレ | 濃い紫色、上弁基部に白いボカシが滲む |
小夜千鳥 | (不詳) | 白地に紫色が花びらの裏に入る大輪 |
(参照資料)日本すみれ研究会発行「すみれ News」、田淵誠也著の『すみれを楽しむ』、その他 |
系統とは、鈴木進氏や田淵誠也氏が交雑種を系統立てて整理することを目的として、グループに名称を与えたものであり、作出者の命名の一部として理解すべき項目でしょう。 |
ミスズ系の定義について、田淵誠也氏の「すみれ図鑑」では、スミレ(マンジュリカ)と南西諸島の小型すみれ(ヤクシマスミレ、アマミスミレ、ヤエヤマスミレ)の組み合わせのものと表現されています。葉の数が多く、花期が長いものが多い。Viola属は花期が短いのが園芸的に問題であったが、改善されている点が交雑種として優れているとのこと。
1999/09/20 |
園芸品種「雪千鳥」を3回撮影していますが、それぞれ、微妙に異なっています。もちろん、光線の状態や使用しているカメラが異なる訳ですが、実際のところ、近年のデジタルカメラは優秀ですから、それほど大きな違いが出るものではありません。同じナーセリーのものですから、育った環境が大幅に異なる訳でもないでしょう。こんなことが起こるのですね。性質が落ち着いていないということでしょうか。2010/07/20
園芸品種(栽培品種)名の表現 |
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園芸品種とは園芸的に優れた形質を持つ系統の保護を目的に作られ、種の分類項目の一つとみなされますが、独立した概念です。 表記としては"cultivar(cultivated variety)"を付す方法が用いられていました(一般に"cv."と略す)。 尚、複数形である"cvs."が使用される例は稀有であり、一語で複数の園芸品種を指し示す必要がある場合に限られます。 |
従前は右のように表記されていました。 Viola odorata cv. 'Sulphurea' → Viola odorata 'Sulphurea' 1995年の国際栽培植物命名規約(ICNCP)では、学名欄の通り"cv."を記載しないことになり、旧表記法は廃止されました。 (2021年現在、国際栽培植物命名規約の最新版は第9版の2016年版 [ISBN 978-94-6261-116-0] です) |
園芸品種(栽培品種)を単に「品種」と呼ぶ例が散見されますが、分類項目の品種("f.")とは異質な概念なので、意識的に区別すべきでしょう。尚、栽培品種名は、正確を期すれば「学名」ではないのですが、便宜上、同様に扱われる例が多く、当サイトも同様です。 |
(1999/11/12) Latest Update 2024/08/06 [410KB]