ツクシスミレ、ニョイスミレの交雑種は一般に珍しいのですが、前述の「原色日本のすみれ」には『~わが国最初の発見のものであり、また異節間の自然交雑と言う意味においても非常に貴重なものである』と記載されています。毛深い葉や茎に囲まれながら、花は可憐な印象でした。2010/12/21
資料によると、片親がニョイスミレという共通点を持つハツネスミレと、幾つかの特徴が似ているようです。花後、多くの地上茎が伸びて太くなり、四方に拡がるとのこと。栽培して確認したいと思わせる魅力を感じますね。栽培は容易とのことです。2022/01/15
サツマスミレという名称が、俗称ながら、エイザンスミレの別名の一つと同じだそうです。エイザンスミレの別名としては、一般にエゾスミレが知られていますが、サツマスミレは意外でした。まぁ、別名の一つというレベルまで意識すれば、命名候補を探すこと自体が困難でしょうね。2022/01/25
サツマスミレについて調べていると、「外来種(外国種)との交配種」といった内容だったりすることがあります。おかしいなぁと調べてみますと、「ツクシスミレ x ニョイスミレ」のはずが、「ヤマツクシスミレ x ニョイスミレ」という話に化けていることが分かりました。
勘違いでしょうね。それも、少しすみれに詳しい方でないと、こういう話の展開になりません。これは人工交配種ではなくて、神山氏が自生地で見つけた自然交配種がスタートポイントですから、高度な勘違いをしないでくださいね。2023/01/13
(2011/04/10) Latest Update 2024/08/06 [290KB]