ハイブリッド『キクバノジスミレ・春爛漫』の続編になります。過去にも観察したのですが、果実が膨らんでしまいました。朔果の表面に茶褐色の斑点が滲みでる様子はヒゴスミレに由来するのでしょうか。残念ながら、袋掛けをする前に飛んでしまったようで、種子の様子は分からないままです。
手前で倒れているのは通常花ですが、ご覧の通り、後方には既に幾つかの閉鎖花

が上がっています。でも、本日現在、膨らんだのは一つだけ。2001年には淡褐色の種子ができました。発芽に至らなかったのですが、外見的には正常な種子に見えたと記憶しています。ただ、果実の写真を比較すると雰囲気が異なる点が気になりますね。まぁ、不完全ながら、稀に稔性があるハイブリッドということでしょう。