
今年はマルバスミレとの出逢いが多いようです。それから比較的に端正な花が多くて撮り甲斐がありました。
友人に「あまり葉が丸くないことも多い」という話をしましたら、納得できないような顔をしていました。山の麓では余り見られないフモトスミレ、特に小さくないコスミレなんて代物もあります。トウカイスミレやフモトスミレの方がずっと小さいですから(笑)。
少し情報も語りますと学名のViola keiskeiは日本初の理学博士、伊藤圭介氏に献名されました。なんと彼はシーボルトの弟子なのです。日本にリンネの植物分類法を知らしめ、「雄しべ」等の言葉も生み出した人物で、マルバスミレの他にも、イワチドリやスズランなどの学名にも名前を残しています。
初めて意識した白い花を咲かせるすみれでした。パンジー以外で白いすみれがあるなんて、まだ知らなかった頃の話です。黄色いすみれに憬れるのは、更に後の話になります。
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