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 日光周辺は観光地であると同時に、すみれの散策にもおもしろいエリアです。すみれの種類が比較的多く、開花時期が少しずれても標高差を活かして調整ができるという特典付きというところでしょうか。
 さて、このしっかりした印象のマルバスミレですが、例によって葉は丸くありません(笑)。花の中心部が黄色掛かっているようですね。マルバスミレには意外に変化があり、九州では花弁が紅色を帯びているものを観察しました。花弁の形もまん丸いものから、ひょろ長いものまで千差万別。明らかに波を打っている花も見掛けます。名前の通りに葉が丸めの個体もありますが、先端が尖って披針形HELP!にしか見えない個体も少なくありません。この写真の個体も葉先が尖り、拡げてみたら披針形だろうと思われます。葉の形状は普遍的な特徴ではなさそうです。できれば、別の名前を付けて欲しかった種の一つでしょう。
   9月半ばにさしかかろうとしているのに気温が下がらず、ツマグロヒョウモンも元気いっぱいです。棚のすみれたちにとっては、かなり厳しい夏となりました。
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