 |
写真:2枚構成 |
 |
今年も購入してしまった残りの1種はフイリゲンジスミレです。シクラメンのようだと言われる特徴的な葉の紋様、裏面は濃紫色をしていますね。この種は国内に自生していないので、位置づけは外来種ということになり、国内には変種に相当するとされる淡い花色のゲンジスミレ(
Viola variegata var.
nipponica)が各地にポツンポツンと分布します。中国で呼ぶ「斑叶菫菜」の日本版という意味になりますね。
フイリゲンジスミレは葉の形状が団扇のように(異様に)丸いなぁと思っていました。ところが、これは国内流通している主な園芸種の話であって、大陸には先が尖った披針形

の葉を持つ個体群も多く見られるのです。身近なところで判断してはいけませんね。