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写真:2枚構成 |
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オカスミレというアカネスミレの品種を意識したのは、高尾山での出逢いでした。新井二郎氏の「すみれの詩」では言葉として登場するだけで、文中で特段の説明はないのですが、植物体全体に毛が極めて少ない型です。
すみれという植物は、どうした訳か、品種だ変種だと極めて細分されています。毛が多いとか少ないとか、かなり主観的な基準で分けることには疑問を持つ方が多いのですが、ここの個体群の場合、納得させられてしまいました。要するに、毛だらけであることが特徴であるアカネスミレの品種のくせに、高尾山の個体群は全くの無毛、ツルンツルンなのです(笑)。まぁ、極端でおもしろいですね。