栽培棚編です。最も暑い時期となり、ヴィオラ・バンクシイが2輪咲いて咲いているだけで、棚から花がすっかり消えてしまいました。春に紹介しきれなかった植栽品や展示会の話題を持ち出すタイミングとしては、ちょうど良さそうです。
期間経過とともに、どうしても強健種が残ってしまうのですが、今、最も栽培数が多い種はヴィオラ・パルマータです。濃紫色の花と白花がともに生き残っていて、同じ鉢に同居していたりしますね。実は雑種起源だとされていますが、完全稔性があり、よく種子を飛ばします。
クワガタスミレやキクバスミレという和名のニックネームがありますが、キクバスミレは利用例が多くて、安易な印象ではないでしょうか。第一、そんなに菊の葉に似ていますかね。親父が菊花栽培のご執心でしたので、その目で見ると似ているようには思えません。