一般のすみれについて、関東では、もうオフですので、今後しばらく、栽培品や展示会の記録を再確認する期間に当てています。
今回のスズキスミレは、前回のフイリキソスミレと少し関連があります。「スミレ x ヒゴスミレ」を両親とする自然交雑種という側面もありますが、フイリキソスミレを作出した鈴木吉五郎氏によって、園芸目的で交配された「人工交配種の草分け的存在」という側面もあるのです。
スミレには多くの型がありますから、組み合わせが同じでも、多彩な表現型が生じます。写真の個体は花弁が濃い紫色で、花も葉もとても大きい独特の姿でした。詳しい解説はありませんでしたが、染色体数が多い倍数体由来かも知れません。