ふんわりとした苔の上に、草丈が低いままでニョイスミレが咲いていました。このような咲き方もするのですね。元来、もっと茎を伸ばしてから咲き出すところでしょうが、早めに花を咲かせておいた方が良さそうだなぁと判断したようです。
一般に、ニョイスミレは花期が遅めだとされています。ただ、標高が高いなど、すみれ全般に咲き出しが遅い地域では、他のすみれたちと、ほぼ変わりない時期に咲き出すことが少なくありませんね。結果として、かなり長い間、花を咲かせ続けてくれますが、ついつい、目が慣れてしまって、しっかり観察しないままで通り過ぎてしまうこともあります。