すみれを訪ねる旅で出掛けた旅先の内、最も遠い場所と言えば、ヤエヤマスミレを主眼として計画した西表島でしょう。その次の場所はイシガキスミレの石垣島ということになります。蛇足ですが、イリオモテスミレという品種がヤエヤマスミレの自生地周辺で見つかるのではないかという僅かな期待を持っていたのですが、残念ながら、見つかりませんでした。
辿り着くにはマングローブが茂る川をカヌーで遡り、サガリバナが落ちているジャングルをドキドキしながら歩くのです。本島では植物の蔓を頼りに崖を登ったり、一脚を杖にして隆起珊瑚礁の波間を歩いたり、沖縄は冒険感覚満載でした(笑)。