(高尾山の魅力) 山野草の宝庫
東京都八王子市にある高尾山に自然林が良好な状態で保存されているのなぜだろう
 高尾山と言えば、薬王院との関係を見逃せません。約1,200年程前から、高尾山は薬王院の寺領地として管理されてきました。明治時代には帝室御料林として、昭和になって国有林に指定を受けました。
 昭和25年11月25日 東京都立高尾陣馬自然公園の指定を受ける
 昭和45年12月11日 明治の森高尾国定公園の指定(明治百年記念)を受ける
 このように高尾山として認識される地域のほとんどが公有地または寺院の所有地として管理されて来たことが、自然林を現在の姿にとどめる大きな要素でした。現在まで多くの研究家が調査記録を行い、おおよそ、植物1,200種、昆虫6,000種、鳥類100種が記録されていました。
参考:高尾ビジターセンター「環境教育活動報告書」

 昭和41(1966)年に林博士氏(林業試験場スタッフ)によって発表された高等植物目録によると、高尾山周辺に生育しているシダ植物以上の高等植物は1,596種と記録されています。それほど大きくも高くもない山としては驚くほどの種類数であり、かつ貴重な種を含んでいます。しかしながら、少しずつ進む環境破壊と、心ないハイカーなどの採取により、種の幾つかはその姿を消したと報告されているそうです。


高尾山口駅 タカオスミレ
標準図式  山と花の関係を語る時、高尾山と言えば「すみれ」が標準図式です。約400種と言われる世界のすみれ(注:木本種を除く)のうち、日本には56種が生育しています。日本がすみれ王国と呼ばれる所以です。調査記録によりますと、日本で最も多くのすみれが生育するのは長野県、次いで岩手県が挙げられます。高尾山は、狭い地域の中で多くの種を見ることができる場所として有名です。

ある資料では高尾山のすみれは26種とのことです

 (1999/02/11) Latest Update 2019/03/04 [60KB]

ページのトップへ戻る