イリオモテスミレ [ヤエヤマスミレの品種] (西表菫)
イリオモテスミレ
イリオモテスミレ イリオモテスミレ
神奈川県 2008年3月23日 植栽 これでも、かなり徒長している
イリオモテスミレ
イリオモテスミレ イリオモテスミレ
イリオモテスミレ イリオモテスミレ
神奈川県 2010年3月19日 植栽
分類 ミヤマスミレ類
学名 基本種 ヤエヤマスミレ Viola tashiroi Makino (葉が菱形)
変種 イシガキスミレ Viola tashiroi var. tairae Nakajima(三角状で基部が切形)
品種
フイリヤエヤマスミレ Viola tashiroi f. alboreticulata Nakajima
イリオモテスミレ Viola tashiroi f. takushii Nakajima(葉がハート形)
異名
由来 tashiroi : 人名に由来する 田代安定氏WHO! (1857-1928) 植物学者、民族学者、冒険家
外語一般名
茎の形態 無茎種
生育環境 川の上流(渓流部)、滝壺等の水しぶきが掛かる岩場で、岩や苔の上に生育する。
分布 国内 沖縄県(西表島などの八重山諸島)に分布。
海外
補足
花の特徴 形状 母種に準ずる。
花期
花柱
芳香
補足
葉の特徴 形状 極めて小さい心形(または三角形)。鋸歯HELP!はゆるやかな曲線風。基部は切型。
母種に準ずる。
補足
種の特徴 形状
補足
根の特徴
絶滅危惧情報
基準標本 沖縄県西表島(浦内川流域の苔蒸した淵)1968.4.22 by Nakajima(京都大学収蔵)
染色体数 2n=22 (Yoshioka, H. & R. TANAKA, 1981, Chromosomes of Viola. Shin Kaki)
参考情報
その他 ヤエヤマスミレと連続的な変化であり、品種としない見解もある。
 西表島で探し出すことができたのはヤエヤマスミレでした。即ち、イリオモテスミレやイシガキスミレの母種です。その葉は明らかに細長い菱形でしたので、何の迷いもなくヤエヤマスミレと理解したのですが、そうしたヤエヤマスミレの群落の中にイリオモテスミレが混じっていると言われます。
 それはニョイスミレの中にアギスミレが混じっているようなものなのかなぁと想像しています。実際には区別が付かないかも知れません。ただ、こうして鉢植えで見ると、実際に見てきたヤエヤマスミレとは、少なくても全く違うイメージの葉であることは否めません。敢えて、区別する必要があるのか否か、自生地で実際に見ていない現段階では何とも言えませんね。
2008/10/05


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 (2008/10/05) Latest Update 2022/03/28 [320KB]

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