ジンヨウキスミレ (腎葉黄菫)
ジンヨウキスミレ
分類 キスミレ類
学名 基本種 ジンヨウキスミレ Viola alliariaefolia Nakai
変種
品種
異名
Viola glabella Nutt. var. renifolia Koidz.
Viola brevistipulata (Franch. et Sav.) W. Becker var. renifolia (Koidz.) F.Maek.
由来 alliariaefolia : アブラナ科のアリアリア属の植物に似た葉を持つ
外語一般名
茎の形態 有茎種
生育環境 ハイマツ、ダケカンバ等の樹林帯の半日陰となるような場所で雪解けに咲く。
分布 国内 北海道中央部の大雪山系と札幌に近い(無意根山、余市山系)にのみ分布する。
海外 日本固有種。
補足
花の特徴 形状 中輪。側弁基部にはわずかに毛が見られる。
淡く明るい黄色。唇弁と側弁に紫条が網状に拡がる。
極めて短い。
花期 7月上旬から下旬(稀に8月上旬)。
花柱 無毛。一般にキスミレ系統は有毛、「得意な種」であるとのこと*(出典:N001)
芳香
補足
葉の特徴 形状 横に広い腎型。先端は丸くて凹んでおり、基部は心形。特に粗い鋸歯HELP!が目立つ。
両面とも緑色。
補足 托葉は卵形または楕円形で鈍頭。縁に線状突起が出ることがある。
葉質は薄い。茎生葉が基本的に3枚出る。根生葉はない場合が多い。縁に不規則な切れ込みが見られ、また微毛が生える。
種の特徴 形状
補足
根の特徴
絶滅危惧情報 環境庁絶滅危惧種IB類(EN)。北海道RDB絶滅危急種 (Vu)、絶滅危惧Ⅱ類
基準標本
染色体数 2n=24
参考情報
その他 希少種ながら大雪山系では普通に見られるとのこと。五十嵐博氏は北海道スミレ集覧(北方山草第20号)で同種が余市山系にも産すると報告した。
異名が示す通り、オオバキスミレの変種に位置づける見解もある。
 北海道は5月に道南と道東をめぐっています。次の機会には初夏に道央を歩いて、比較的良く見られるとのことですから、是非観察してみたいと思っています。
2010/08/20


 (2010/08/20) Latest Update 2022/08/24 [100KB]

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