←戻る
戻る→
オオバタチツボスミレ 進む→
進む→
 快晴のオホーツク紋別空港に降り立ち、海岸線に沿って知床半島を越え、根室から釧路湿原まで大きく巡る旅をしました。実に楽しくも実りある時間だったと思います。また、幾つかのすみれのイメージが崩壊した瞬間でもありました。
 特に高層湿原に育つものだと思い込んでいたオオバタチツボスミレに、海岸草原で本当に出逢うことができた瞬間は、驚きというよりも呆気にとられたものです。ハマナスやタンポポと同居するオオバタチツボスミレ。確かに標高が生育条件であるはずはなく、尾瀬などの高層湿原と道東の海岸草原は平均気温や土壌水分、日照条件などが似ているのかも知れません。
 ここではクロユリも多く咲いていましたが、こちらはトリプロイド(3倍体)となって性質が変化した個体群であり、本質的に意味が違うようです。
ページのトップへ戻る