←戻る 戻る→ オトメスミレ
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 どうした訳か、この日は白い花を咲かせるすみれたちばかりが目に付きます。画像は、距に微かに薄紅色が滲んでいるので、オトメスミレということになりますね。時折、青紫系の花も出てくるのですが、絶対数ではオトメ型の方が多いようでした。
 昔、オトメスミレという名前は、無垢な白色の花弁の後方に、隠れるように薄紅色が見える可愛らしい咲き方をするので「乙女」と呼ばれたのかなぁと思っていたのですが、実は、箱根の乙女峠で見い出され、標本が得られた個体に命名されたものでした。その命名者こそ、朝ドラで更に身近になってしまった植物学者の牧野富太郎博士です。この一帯では、葉が小さめの個体群ばかりが見つかりました。 音声ON 音声OFF
唇弁に見られる「条」も発色していません。「距」だけが色付くって、何か意味があるのでしょうか。
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