今春2月20日~5月29日、高知県立牧野植物園で平成27年度の企画展「すみれ・たんぽぽ展」が開催されています。この企画に興味津々ながら、急遽、高知まで出向くことも困難なので、植物園の方々に無理をお願いして、少し情報をいただきました。
先ずは、この企画展の内容を、甚だ簡単ながら紹介させていただきます。詳しくは
記念館のサイトをご覧下さい。

写真・素材提供: 高知県立牧野植物園
1 場所: 牧野富太郎記念館(展示館 企画展示室・植物画ギャラリー)
2 期間: 2月20日(土)~5月29日(日)
3 主催: 高知県立牧野植物園
企画展の概要は『身近な植物であるスミレとタンポポの生態を写真やパネルで学ぶ』展示会ということで良さそうです。鉢で育てた栽培品の品評会という属性ではなく、牧野植物園らしい企画かも知れません。3月、4月なら、園内のあちこちですみれたちを観察できることでしょう。
後援者や協力者欄にも、ちょっと注目してみましたところ、「すみれの部屋@花の写真館」に時々登場する名前がありましたので、その一部を個人的かつ主観的に抜粋させていただきました。^^
・土佐植物研究会
・アルパインツアー株式会社ネイチャリングツアー事業部
・ミュージアムパーク茨城県自然博物館 etc.
個人名の中にも、これまでにご協力をいただいた方々の名前が見えています。それぞれ、どのような形で関わられたのでしょうね。益々、興味津々の度合いが深まってきます。
実は、この企画は昨年の内に公になっていました。ボランティアの方々と調査研究活動の成果を報告する機会としての企画展であることを伝え、更に一般の方々からすみれやたんぽぽの写真を公募されたからです。
それらの写真がどのように活用されたのか、そんな興味も湧いてきました。
実際の展示会を拝見していない身であり、状況をもう一歩知りたくて、植物園の方々に無理なお願いをしたのですが、どんな無理をお願いしたかといいますと…、
>>「すみれ・たんぽぽ展」は封切りからもう1 周間 になりますね。
>> どのような様子なのか、気になって仕方がないところです。
>> 植物園のサイトで、写真で簡単に掲載をいただければ有り難いなぁと思っています。^^
なんと、ご対応いただいてしまいました(汗)。
これは、とてもしっかりした展示のようですね。詳しくは
牧野植物園サイト(企画展のページ)をご覧下さい。
あれ…!右側(第2会場)の写真ですが、ちょっと気になりませんか。拡大してみましょう。
中央部に林立しているのは、背面のパネルと同様の写真でしょうか。左端に積み上がっているのは、一体…?
高知新聞の記事によりますと、『県内のどの地域にどの種類が生えているか一目で分かる展示もある』とのことですから、中央部に見えているのは、地図の上に積み上げられたすみれたちの写真ではないでしょうか。前述の公募したという写真かも知れません。やはり、高知新聞の記事には、高知県立牧野植物園と一般ボランティア372人による観察の結果、「スミレの種類が最も多いのは香美市で24種類」だったと言及されていました。
身近な植物シリーズ・1 「すみれを知ろう!ハンドブック」
第1章 すみれってどんな植物?
第2章 すみれの一年
第3章 フィールドにでかけよう
第4章 高知県のすみれミニ図鑑
- すみれを知ろう!ハンドブック
- 2015年3月31日
- 執筆:田邉由紀 監修:細川公子
- A5判 36頁
- 500円(463円+税)
難しすぎず、軽すぎず、分かりやすさ満載の入門書という位置づけでしょう。
企画展のパネル展示は、このハンドブックの記載をベースに構成されているようですね。写真やイラストが多用されていて、子供さんから大人まで気軽に楽しく読むことができるように工夫されています。
この冊子は
ガーデンショップnonoca(牧野植物園内)で入手できます。まきの手帖や展示会のパンフレットなどと一緒の送られてきました。手書きの手紙が添えられていたのに、ちょっと驚き、ニマニマしてしまったものです(笑)。
cf: 展示会のパンフレットチラシはこちら(259KB)
イベント情報にも記載の通り、開催期間中に細川公子氏(土佐植物研究会副会長) のスミレ教室があります。
・スミレ教室:4/10(日) 10:30~12:00 本館 映像ホール 先着30名(要申込、講習無料)。
やはり、開催期間中の5/2(月) に、いがりまさし氏の植物写真フィールドセミナーも予定されていますよ。^^
写真および素材は高知県立牧野植物園にご提供いただきました。その他の情報は、新聞などの記事より抜粋しています。
サイドストーリー