分類 | ウラジロスミレ類 | |
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学名 | 基本種 | オリヅルスミレ Viola stoloniflora Yokota et Higa Published in: Bot. Mag. (Tokyo) 101:2. (1988) |
変種 | テリハオリヅルスミレ Viola sp. | |
品種 | ||
異名 | ||
由来 | stoloniflora : 長いストロン(匍匐枝または茎)の先に咲く花 | |
外語一般名 | ||
茎の形態 | 有茎種(注:命名者の横田昌嗣氏、日本の野生植物[平凡社]の記載、並びに、広島市植物公園の世羅哲哉氏は「地上に明瞭な茎はない」としている) | |
生育環境 | 資料によると「渓流沿いの土手にコケに混じって生える」とされている。夏の暑さと乾燥には極めて弱い。 | |
分布 | 国内 | 沖縄本島(野生絶滅)。 |
海外 | ||
補足 | 日本(沖縄)固有種。 | |
花の特徴 | 形状 | 小輪。全ての花弁は細長く、特に唇弁が長いようだ。匍匐茎の途中や、新苗から花が咲く。 |
色 | 白色。側弁と唇弁に赤紫色の条が入る。花茎は赤みを帯びている。 | |
距 | 短くて丸い白色。 | |
花期 | 2~4月とされる(注)。 | |
花柱 | 平頭形?。 | |
芳香 | ない。 | |
補足 | 萼の付属体が特異な形状をしている。花茎に微毛が見られる。 | |
葉の特徴 | 形状 |
先端は鈍頭、基部は心形。全体は1cm程の円心形または卵形、基部は心形。
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色 | 表面は濃緑色、裏面は淡緑色。葉柄は赤みを帯びている。 | |
補足 | ||
種の特徴 | 形状 | 1mm前後。極めて小粒。 |
色 | 薄茶から濃茶色。 | |
補足 | 種子は、大きくて濃茶色のもの程、発芽率が良い(広島市植物公園)。匍匐茎でも繁殖する。エライオソームが見られる(蟻散布植物)。 | |
根の特徴 | 白い髭毛。 | |
絶滅危惧情報 |
テリハオリヅルスミレ:環境省【絶滅危惧IA類(CR)】
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基準標本 | 辺野喜(べのき)川中流域産、植物学雑誌101巻(1988) | |
染色体数 | 2n=22 | |
参考情報 |
琉球列島産のウラジロスミレ節3種の種子散布 中西弘樹氏(亜熱帯植物研究所)
オリズルスミレの栽培記録世羅徹哉氏(広島市植物公園)
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その他 |
中学校教諭の比嘉清文氏により、1982年に沖縄本島北部で発見され、横田昌嗣助教授(琉球大学理学部教授、2020年現在)により1988年に発表された。ストロンを伸ばして、先に株をつける。 花期は2月から4月とされているが、温室等の人工環境での状況であり、生育地での花期は正確にわかっていない。 地上茎はほとんど伸長しない。 |