半分は手続きのために出掛けたのですが、言い換えれば、半分は散策に時間を割くことができました。実は18年ぐらい前に訪れて、とても楽しかった西和賀を再訪したかったのです。秋田に接する奥羽の山々と仲良く暮らす山里で、地形的には縦に長い町です。
どこでも現れるオオタチツボスミレは、このエリアでは、タチツボスミレにもニョイスミレにも勝る最多普遍種だろうと思います。活躍する期間も相当に長そうで、更に標高を上げても下げても見つかるのです。移動日の初日と翌日の昼までに手続きに目処をつけて、二つの自生地へ向かいました。二拠点目の西和賀は、ほんの入口だけでしたが、嬉しいことに、花たちが群れるように咲き残っていたのです。