さて、今日は、この旅の主目的である沖縄本島産のタチツボスミレの順番になりました。悩んだ末にリュウキュウタチツボスミレ(俗称)と表現することにします。実は、この地でタチツボスミレを目にしていないことに気付いたのは、随分前のことでした。
改めて調べると、タチツボスミレは自生数が少ないこと、葉に光沢があるツヤスミレ型であることが判明して、いつか、実際に見てみたいと思い続けていたのです。情報には意外な程に幅がありました。今回、やっと辿り着いて探してみると、路傍の法面で目線程度の位置に、確かにタチツボスミレがあり、花も見られました。ただ、節間が極めて短くて、丸めで小さい葉が密集する特異な姿をしていたのです。