←戻る 戻る→ オトメスミレ
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 基本的には、各地でよく目にする普遍種であるタチツボスミレの色違いに過ぎないのですが、オトメスミレという品種は、時にオヤっと声が出そうになる程、魅力的に見えることがあります。距の色合いの濃淡によっても、受ける印象が違うかも知れません。
 この日は、遠目に見るとシロバナタチツボスミレかと見紛うような、距の色合いが淡いものから、赤紫色が少し強めのものまで、多少の幅があって目を楽しませてくれました。陽光が燦々と降り注ぐ開けた斜面では、花弁が白く輝いて見えたものです。一方で、路傍の岩場に覆われるように咲いていると、花が咲く一画だけ、灯りがともったように、暗い背景から浮かび上がっていました。かわいらしい品種です。 音声ON 音声OFF
 開花から少し時間が経ってしまうと、口さがない物言いで「薹(とう)が立った乙女」などと揶揄されがちですね。
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