山頂部の平坦で雨水が貯まりそうな環境には、多くのニョイスミレが咲いていました。5月中旬ですので、例年なら、当たり前のことですが、今年は全体に動きが遅く、特に、この地の標高が高くはない環境では、まだ、ニョイスミレの花は少なめだったのです。
誰しも、ニョイスミレとタチツボスミレには、なかなか、カメラを向けずに通り過ぎてしまうケースがあると思います。ただ、この二日間は少し状況が異なりました。前述の通り、まだ、ニョイスミレは大量には咲き出しておらず、稀に見かける個体群が、まぁまぁ、可愛らしく感じたのです。実は、淡い紅色の花を持つ個体も混じっていたのですが、ムラサキコマノツメと呼ぶには、少し抵抗がありました。