今年は、贅沢なことに、広島の山野を通算四日間も歩くことができました。昔、広島から鳥取を散策した際に観察できた種の全てについて、再度観察することができたことになります。その中で、ダイセンキスミレは印象に残る代表格です。
環境や時期が違うからなのか、花冠のサイズが微妙に小さいように感じたのですが、勿論、そんな驚くような違いではありません。ダイセンキスミレはナエバキスミレによく似ていて、植物体全体が矮化したような姿をしています。今回、林など、暗めの環境で出逢う機会が多かったこともあり、むしろ、草丈の方は比較的に高めです。3枚ある葉の下方へ伸びる茎が長くて、ミヤマキスミレ風でした。