標高800m以上の高山から亜高山に見られるという情報を頼りに、1,000mに到達する山を選んで登って行ったところ、ぴったり1,000mを越えた地点でいきなり現れました。そこからは、路傍と言わず、特に場所を選ばずに花を咲かせていました。根茎を伸ばさず、キスミレに似た風貌をしているとのことでしたが、ご覧の通り、個体差または生育環境から生じる差異という程度であり、基本的にナエバキスミレと大きな違いは感じられませんでした。確かに、背が低くて矮化した個体が多いのは事実のようです。2007/05/01
北海道大学の2013から2016年の研究によると、『開放花と閉鎖花を形成すると共に、根茎による栄養繁殖を行うことが明らかになった』とされる。2017/10/25
亜 種 / 変 種 / 品 種 | 学 名 | ||||
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オオバキスミレ | Viola brevistipulata subsp. brevistipulata | ||||
オオバキスミレ | var. brevistipulata | ||||
ミヤマキスミレ | f. acuminata | ||||
ナエバキスミレ | var. kishidae | ||||
フチゲオオバキスミレ | var. ciliata | ||||
フギレオオバキスミレ | var. laciniata | ||||
アラゲキスミレ | f. pubescens | ||||
シロバナオオバキスミレ | f. albescens | ||||
エゾキスミレ | Viola brevistipulata subsp. hidakana | ||||
エゾキスミレ | var. hidakana | ||||
ケエゾキスミレ | var. yezoana | ||||
トカチキスミレ | f. glabra | ||||
コバナエゾキスミレ | f. parviflora | ||||
フギレキスミレ | var. incisa | ||||
ダイセンキスミレ | Viola brevistipulata subsp. minor | ||||
ダイセンキスミレ | var. minor |
* 和名または学名がある種のみ(注:ダイセンキスミレとナエバキスミレを同一とする説がある)
(2007/05/01) Latest Update 2025/05/23 [1.13MB]