すみれの散策としては遅い五月半ばまで出歩いていながら、以前から、再訪したいと思っていた信州の高原に出向くチャンスを探っていたのです。避けられないスケジュールと不安定な空模様の合間を縫って、エイヤッと出掛けてみました。
移動時間が多い初日に向かった高原は、なんと、まるで様子が変わっていて、過去に何度か散策した草地に足を入れることもできなくなっていました。周辺を歩いて探索するものの、成果は上がらず、翌日に期待しながら、最後にあがいてみた丘の散策路で、貴重な幾つかの出逢いがありました。まずは端正なシロスミレたちです。期待していた翌日の高原では更に個体数は多くて、まさに満喫できました。