←戻る 戻る→ イワフネタチツボスミレ
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 昨年、タチツボスミレ類(タチツボスミレ、ナガハシスミレ、オオタチツボスミレ)として、三種まとめて報告していたことがありました。改めて見返してみると、どうも、その内、ナガハシスミレとしていた個体群が、ちょっと怪しい感じです。
 まず、花の様子として、周辺広域で観察できるナガハシスミレは、一般に細めで、縦長の花冠が多いのですが、この一画で見られる個体群は丸めで立体感が少なく、平坦な印象です。更に、葉の鋸歯が目立ち、表面に凹凸も見られるようでした。他の写真でも確認してみたのですが、ロゼット状に拡がる特徴的な根生葉も見当たりません。これは、どうも、イワフネタチツボスミレと見る方が良さそうです。
 実は、この二日前にも観察していた交雑種です。まぁ、この環境で「交雑しないでね!」と制約する方が無理筋かも知れませんね。 音声ON 音声OFF
タチツボスミレ類は交雑しやすく、かつ、稔性を持つ傾向も見られます。結果、中途半端な交雑種が多くなるようです。
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