ムシトリスミレの仲間
ムシトリスミレ
ムシトリスミレ ムシトリスミレ
秋田県仙北市 2006年7月8日
ムシトリスミレ ムシトリスミレ
ムシトリスミレ ムシトリスミレ
長野県(北アルプス) 2013年6月27日 alt.=2,060m


ここから外来の園芸種

ムシトリスミレ ムシトリスミレ
ムシトリスミレ ムシトリスミレ
千葉県 2001年2月12日 植栽
種類(科) Lentibulariaceae タヌキモ科の多年草。食虫植物。
学名 基本種
日本の高山植物 Pinguicula vulgaris L. var. macroceras Herder
小さい品種(千葉県で撮影とある写真5枚)は外国種 Pinguicula esseriana B. Kirchner
大きい品種(福島県で撮影とある写真1枚)も外国種らしいが、確認できていない。
異名
由来
外国語名
生育環境
分布 国内
海外
補足
花の特徴 形状 イメージは一般的なスミレの特徴に近いが、花柱や距HELP!の様子などはかなり違う。
青紫色。
花期
花柱
芳香
補足
葉の特徴 形状 葉はスミレとは違い、丸みがあって、中央の上面が膨らみ、多肉植物の雰囲気がある。
濃緑色。
補足
基準標本
染色体数
その他 この仲間は世界で約30種(別の資料では70種または80種)あって、広範囲に分布している。
北アメリカ原産の暖地性、メキシコ原産の熱帯高地性、ユーラシア周辺産の寒地性に大別される。
草丈が低く、葉や茎に生えている短い腺毛から出る粘液によって獲物を捕らえて、葉の表面にある無柄腺によって消化吸収する。

ムシトリスミレ ムシトリスミレ
千葉県 2005年7月19日 植栽

 花は、とてもスミレに良く似ています。ミズゴケに植えて、時折、噴霧する程度に水分を与えていれば丈夫に育ちます。大きくなった個体の中央部から花芽が伸びて、長い花茎の先に紫色のかわいい花を付けます。タネが跳んだようにも見えないのに、いつのまにか小さな芽が出て増えています。ちょっと不思議な植物ですね。撮影が千葉県とある方は、商品名として「長足虫取スミレ」などと記載されていることがあります。
 夏の暑さに弱いように思います。ただし、室内においておくと、冬でも盛んに成長して、ついには花を咲かせました。
 余り詳しくない種です。日本の高山植物と、メキシコ原産のエセリアナ(ヒメアシナガムシトリスミレ=姫足長虫捕菫)などが流通しています。
 日本の自生種は高山植物に分類されるようですが、関東では赤城山でも見つかるとのことです。高原の湿地などに生えているのでしょうね。
 秋田と岩手の県境にある亜高山で、自生しているムシトリスミレに出逢いました。やっと、出逢えたという印象です。これまでに出逢っていてもおかしくはなかったのですが、縁がなかったのでしょうね。高山性の湿地、いわゆる「お花畑」でした。
2006/07/17

「ファム・ファタール」(Femme Fatale)
 木谷美咲氏が著した『官能植物(2017年・NHK出版)』という特異なタイトルの書籍を読んでいました。そのムシトリスミレのページにこんなことが…。「ファム・ファタール」(Femme Fatale)。”運命の女性”を表すこのフランス語には、男の人生を狂わす悪女、魔性の女の意が含まれる。
 食虫植物のムシトリスミレは、まさにファム・ファタールを思わせる生態を持つ植物である。花はスミレに似て可憐だが、(中略)生殖器である花で誘き寄せ、寄ってきた虫を殺して全身に纏い、自身の栄養にしてしまう生態は、まさにファム・ファタールだ。
2018/02/24

 (1999/12/01) Latest Update 2019/03/04 [460KB]

ページのトップへ戻る