シコクミヤマスミレ(仮称) [仮称] (四国深山菫)
愛媛県西条市 2009年5月10日 alt.=1,150m
| 分類 |
ミヤマスミレ類と想定。ミヤマスミレとヒナスミレの中間的な姿をしており、現状、具体的に種を特定する情報はない。 |
| 学名 |
基本種 |
シコクミヤマスミレ(仮称) Viola sp. |
| 変種 |
|
| 品種 |
|
| 異名 |
|
| 由来 |
|
| 外語一般名 |
|
| 茎の形態 |
無茎種 |
| 生育環境 |
標高1,000m程度以上の森林または沢沿い。主に岩の上に生育するとされる。 |
| 分布 |
国内 |
徳島、愛媛、高知の四国三県。 |
| 海外 |
|
| 補足 |
|
| 花の特徴 |
形状 |
中輪。側弁は一般には無毛で、毛がある場合もある。 |
| 色 |
淡いピンクに細い紫条が入る。 |
| 距 |
太めの円筒形(ミヤマスミレより短め)。 |
| 花期 |
遅い。 |
| 花柱 |
カマキリの頭形(虫頭形)。 |
| 芳香 |
|
| 補足 |
花付きは少ないとされている。 |
| 葉の特徴 |
形状 |
長卵形、葉先は細く尖り、基部は深い心(臓)形。鋸歯 は大きめ。 |
| 色 |
表面は濃緑色(または暗緑色)。表面に白い微毛がみられる。 |
| 補足 |
ヒナスミレより短め、ミヤマスミレより細めの個体が多い。夏葉は余り大きくならない。 |
| 種の特徴 |
形状 |
|
| 色 |
|
| 補足 |
|
| 根の特徴 |
|
| 絶滅危惧情報 |
|
| 基準標本 |
|
| 染色体数 |
(不明) |
| 参考情報 |
|
| その他 |
根は這い、途中から発根(発芽)して群生すると説明されている。
ミヤマスミレの亜種 として「高知県の植物 第14号(土佐植物研究会/1998年1月)」で発表されたもので、現在、裸名状態。和名はルリハコベさんの命名による。
|
シコクミヤマスミレを観察したくて出掛けたような四国の旅でしたが、結果的には花に出逢うことができませんでした。時期的にはピッタリのはずだったのですが、今年は4月の気温が高くて、多くのすみれたちは早々に花を咲かせてしまったのだそうです。
撮影地のずっと下の方で多くのヒナスミレが見られましたが、関東などで見慣れたヒナスミレの葉でした。結果的に分かりやすくて助かったのかも知れません。撮影した葉は、花後で、ヒナスミレより少し短くて小さいイメージです。もう少し丸くてミヤマスミレ風であることを想定していました。
2009/11/19
高知県立牧野植物園で少し情報を入手できたのですが、「高知県の植物 第14号」そのものを目にすることができていませんでした。土佐植物研究会の情報を教えていただきましたので、どうしても見つけられない時は連絡を入れようかと思っていたのですが、やっと一般ルートから入手できました。実は、入手してみれば、発表者が林 鈴以氏と新名 優氏だと判明。それなら、直接連絡することもできたので、何か遠回りしてしまったような気がしています。お二人とも香川県の方ですから、高知県の植物と結びついていなかたのです。
2010/11/16