ミヤコスミレ [流通名] (* 漢字は不明)
ミヤコスミレ
ミヤコスミレ ミヤコスミレ
山梨県 2021年3月29日 植栽 独特で強めの花色、スミレxヴィオラ・ソロリア 『久我の舞』とみられる
作出 不明 :ミヤコスミレは流通名(園芸品種/栽培品種名)として扱っている。(系統 : ミヤコ系)
交雑親
不定
(不定)
リュウキュウシロスミレ、スミレなど
ヴィオラ・ソロリア
ヴィオラ・ソロリア ( 2n=54 )
Viola sororia Willd.
Viola x 'Miyako' (Viola x sp.)
花の特徴 形状 現在流通しているものはソロリアに近い丸めの形状が多い。
交配相手次第。
花期
花柱
芳香
補足
葉の特徴 形状
補足
参考情報
その他 北米原産のヴィオラ・ソロリアおよび近縁種を片親とした交配種のグループであり、更に交配相手を特定していないという特有な考え方で区分されている。
また、リュウキュウシロスミレ×ヴィオラ・ソロリアの組み合わせであっても、表現形質により『琉球の舞』、『首里の舞』などと別の流通名が命名されている。この辺はバラなどのケースに近い。
園芸品種(栽培品種)名の表現
 園芸品種とは園芸的に優れた形質を持つ系統の保護を目的に作られ、種の分類項目の一つとみなされますが、独立した概念です。
 表記としては"cultivar(cultivated variety)"を付す方法が用いられていました(一般に"cv."と略す)。
 尚、複数形である"cvs."が使用される例は稀有であり、一語で複数の園芸品種を指し示す必要がある場合に限られます。
 従前は右のように表記されていました。 Viola odorata cv. 'Sulphurea' → Viola odorata 'Sulphurea'
 1995年の国際栽培植物命名規約(ICNCP)では、学名欄の通り"cv."を記載しないことになり、旧表記法は廃止されました。
 (2021年現在、国際栽培植物命名規約の最新版は第9版の2016年版 [ISBN 978-94-6261-116-0] です)
 園芸品種(栽培品種)を単に「品種」と呼ぶ例が散見されますが、分類項目の品種("f.")とは異質な概念なので、意識的に区別すべきでしょう。尚、栽培品種名は、正確を期すれば「学名」ではないのですが、便宜上、同様に扱われる例が多く、当サイトも同様です。
 系統とは、鈴木進氏や田淵誠也氏が交雑種を系統立てて整理することを目的として、グループに名称を与えたものであり、作出者の命名の一部として理解して欲しい項目とのことです。

 (2022/08/28) Latest Update 2023/08/28 [345KB]

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