ニオイシハイスミレ [流通名] (匂紫背菫 * 漢字は未確認)
ニオイシハイスミレ
東京都 2014年4月4日 植栽
作出 田淵誠也 :ニオイシハイスミレは流通名(園芸品種/栽培品種名)として扱っている。
交雑親
ニオイスミレ
ニオイスミレ ( 2n=20 )
Viola odorata L.
シハイスミレ
シハイスミレ ( 2n=24 )
Viola violacea Makino
Viola x 'Nioi Shihai' (Viola x sp.)
Viola odorata x V. violacea
花の特徴 形状 大きく丸めの形状。側弁に微毛がある。
紅紫色。花弁全体に淡い紫条が入る。
花期
花柱
芳香
補足
葉の特徴 形状 広披針形。
両面ともに濃い緑色。強い光沢がある。
補足
参考情報
その他
園芸品種(栽培品種)名の表現
 園芸品種とは園芸的に優れた形質を持つ系統の保護を目的に作られ、種の分類項目の一つとみなされますが、独立した概念です。
 表記としては"cultivar(cultivated variety)"を付す方法が用いられていました(一般に"cv."と略す)。
 尚、複数形である"cvs."が使用される例は稀有であり、一語で複数の園芸品種を指し示す必要がある場合に限られます。
 従前は右のように表記されていました。 Viola odorata cv. 'Sulphurea' → Viola odorata 'Sulphurea'
 1995年の国際栽培植物命名規約(ICNCP)では、学名欄の通り"cv."を記載しないことになり、旧表記法は廃止されました。
 (2021年現在、国際栽培植物命名規約の最新版は第9版の2016年版 [ISBN 978-94-6261-116-0] です)
 園芸品種(栽培品種)を単に「品種」と呼ぶ例が散見されますが、分類項目の品種("f.")とは異質な概念なので、意識的に区別すべきでしょう。尚、栽培品種名は、正確を期すれば「学名」ではないのですが、便宜上、同様に扱われる例が多く、当サイトも同様です。
 系統とは、鈴木進氏や田淵誠也氏が交雑種を系統立てて整理することを目的として、グループに名称を与えたものであり、作出者の命名の一部として理解して欲しい項目とのことです。

 (2022/08/25) Latest Update 2023/08/28 [125KB]

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